「ミステリーの魔術師 − 高木彬光没後十年特別展」開催
青森県近代文学館では、7月15日から8月28日まで「ミステリーの魔術師―高木彬光没後十年特別展」を開催します。
大正9年に青森市で誕生した高木彬光は、昭和23年、江戸川乱歩の序文を付した『刺青殺人事件』を刊行し、推理文壇に華々しく誕生しました。その後、『能面殺人事件』、『妖婦の宿』、『呪縛の家』など傑作長短編を相次いで発表し、本格推理小説の第一人者と称されました。また、神津恭介のほか、百谷泉一郎、近松茂道、霧島三郎、大前田栄策、墨野隴人などの名探偵を次々と登場させ、推理小説界最大の多作家とも言われました。
本展は、高木彬光の没後十年にあたり、その生涯と推理小説の魅力に改めて迫ろうとするものです。
平成17年度企画展
【川島雄三展 −サヨナラダケガ人生ダ− 】(4月22日〜6月12日)
田名部町(現むつ市)出身の映画監督・川島雄三。51本の作品を残し、45歳の若さでこの世を去った奇才川島雄三の生涯と作品の魅力に迫ります。
【北彰介・山口晴温展】(9月30日〜11月13日)
「子供に美しい夢を」をスローガンに、青森県の児童文化活動をリードしてきた北彰介。その旧蔵資料と共に、友人である版画家山口晴温の魅力ある原画も展示公開します。
常設展示室 展示替え
4月1日から展示資料の一部が変わります。
【新たに展示される主な資料】
◎佐藤紅緑
書簡 吉川正毅宛(明治36年2月17日) 佐藤紅緑が福井新聞社時代の書簡。
◎福士幸次郎
パストラル詩集『五月の花』(大正11年6月) 福士幸次郎の指導のもと、大正8年に誕生した青森県初の詩の結社パストラル詩社の第七詩集。
◎石坂洋次郎
鈴木栄二郎画「マニラ人物風景」(昭和17年) 石坂洋次郎が陸軍報道班員としてフィリピンに派遣された時のもので、洋次郎の書き込みがある。
◎太宰 治
句帖「亀の子」 太宰治が朱麟堂と号して俳句に凝っていた昭和6、7年頃のもの。太宰の唯一の句集。
◎今 官一
「毎日グラフ」〈文学を見る〉の構想メモ 今官一が昭和28年から30年にかけて「毎日グラフ」に連載した作家訪問記の構想メモ。
文学ビデオ新作
【弘前の文学】
津軽文士の草分け佐藤紅緑をはじめ、弘前からは多くの文人が輩出しました。。明治から現在に至るまでの弘前市出身の文学者や弘前を訪れた作家を取りあげ、その作品に描かれた弘前市を紹介します。