平成19年度 調査員報告
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葛西千香子 調査報告 | |
| 調査対象 | 長谷川孝治 はせがわ こうじ |
| プロフィル | 1978年劇団弘前劇場を結成。以来劇作・演出を担当し、「静かな演劇」の先駆的な劇作家として注目されている。「職員室の午後」で日本劇作家協会最優秀新人戯曲賞受賞。 |
| 生没年 | 1956(昭和31)年10月23日- |
| 主な作品 | 戯曲「職員室の午後」「家には高い木があった」「茜色の空」など。戯曲集に『弘前劇場の二つの場所』など。 |
| 青森との関わり | 浪岡町(現青森市)に生まれ、現在も在住。弘前南高校卒。県立高校教諭を経て、現在県立美術館舞台芸術総監督。 |
| 作家解説 | 立正大学文学部哲学科に入学した1978年、弘前市で劇団弘前劇場を結成。以来、ほぼすべての公演での劇作・演出を手掛ける。当初は唐十郎の影響を受け幻想的なアングラ風の芝居を書いていたが、1980年代から「リアリズムというよりは、ドキュメンタリズムの芝居」に変化した。「戯曲太宰治論」、「休憩室」「冬の入口」「インディアンサマー」など50作以上の戯曲があるが、95年「職員室の午後」で第1回日本劇作家協会最優秀新人戯曲賞を受賞。劇的な盛り上がりを意図的に排除して多彩な群像をこまやかに描き、淡々とした台詞などから、ジャーナリズムでは東京の劇団青年団を主宰する平田オリザと共に、「静かな演劇」の先駆者と呼ばれる。 一方フラグメントシリーズと名付けた実験公演では、登場人物の内面の狂気をストレートに描く舞台も手掛けている。このシリーズの作品には「F.+2」、「あの川に遠い窓」などがある。 近年は俳優座など中央の劇団に、書き下ろし戯曲も提供している。映画好きとしても知られ、92年〜2006年開催の「中世の里なみおか映画祭」のアソシエート・ディレクターも務めた。現在、06年に開館した青森県立美術館の舞台芸術総監督として、シャガールの背景画・アレコをモチーフにした舞台などに取り組む。日本劇作家協会東北支部長、(財)演劇人会議評議員。弘前劇場は県内外は勿論、イギリスやドイツなどでも公演している。98年、青森県芸術文化奨励賞受賞。2007年度NHK東北ふるさと賞受賞。 (以上、平成20年3月現在)
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| 関連資料 | 『長谷川孝治戯曲集 弘前劇場の二つの場所』 図書、2003(平成15)年1月31日、縦265o×横190o 弘前劇場の通常公演用に書かれた「家には高い木があった」「冬の入口」と、フラグメントシリーズと名付けられた公演用の「F.+2」「あの川に遠い窓」の4編が、英語版と共に収められている。発行(株)太田出版(東京)。 |