青森県近代文学館
The Museum of Modern Aomori Literature

平成20年度企画展スケジュール



◆「没後100年 − 鳥谷部春汀と『太陽』」


会 期:2008年4月26日(土)−6月8日(日)

主 催:青森県近代文学館

  1865(慶応元)年、現在の五戸町に生まれた鳥谷部春汀は、明治後期に『明治人物評論』を刊行ののち雑誌「太陽」の編集長として活躍。特に、明治維新以来の元勲をはじめ各界の著名人の月旦(人物評論)は〈天下の絶品〉と称えられ、他の追随を許しませんでした。春汀は、大町桂月を誘い十和田湖を世に紹介する糸口をつくったことでも知られています。本展は、春汀が1908(明治41)年にこの世を去って100年という大きな節目の年にあたり、その生涯と業績を概観するものです。  

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◆「寺山修司 − 孤独な少年ジャーナリストからの出発」


会 期:2008年4月26日(土)−6月8日(日)

主 催:青森県近代文学館+国際寺山修司学会

 中学時代の学校新聞の編集を皮切りに、俳句誌、詩誌、文芸誌の創刊、文芸誌や俳句同人誌への投稿、自作歌集の制作、全国高校俳句会議の組織など、俳句を中心とした寺山のジャーナリストとしての活動に光を当て、その孤独な作業から、後年の多方面にわたる豊穣な活躍が生まれたことを検証するものです。昭和29年チェホフ祭で「短歌研究」新人賞を受賞し、昭和31年「青年俳句」で俳句と絶縁宣言をするまでの寺山の軌跡をたどります。

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◆特別展「青森県近代詩のあゆみ」


会 期:2008年7月12日(土)−9月7日(日)

主 催:青森県近代文学館

  我が国近代詩の夜明けを告げる『新体詩抄』(明治15年)刊行からおよそ15年、明治30年代の中央詩壇は北村透谷、島崎藤村らが活躍する浪漫主義の高揚期を迎えていました。この頃新体詩を書きはじめた本県の大塚甲山は、文芸誌「新小説」等に農民詩・反戦詩を発表。島崎藤村の影響を受けた秋田雨雀、鳴海要吉は、それぞれ詩集『黎明』、『乳涙集』を刊行しました。大正期に入り、詩集『太陽の子』(大正3年)を刊行して口語自由詩を開拓した福士幸次郎は、一戸謙三、高木恭造ら郷里の若い詩人たちに影響を与え、本県初の詩の結社パストラル詩社(大正8年)や方言詩集『まるめろ』(昭和6年)などに結実させました。その後も、本県からは菊岡久利、村次郎をはじめ多彩な詩人、詩集、詩誌が生まれていきます。
  本展は、これら青森県の近代詩のあゆみを概観するものです。

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◆企画展「葛西善蔵 没後80年 或る自己小説家の軌跡」


会 期:2008年10月11日(土)−11月24日(月)

主 催:青森県近代文学館

  1887(明治20)年、現在の弘前市に生まれた葛西善蔵は、同人雑誌「奇蹟」に「哀しき父」を発表して作家活動を開始、1919(大正8)年には第一創作集『子をつれて』を刊行し、作家的地位を確立しました。「文芸の前には自分は勿論、自分に附随した何物をも犠牲にしたい」という決意の下、身辺に題材を取った作品を描き続け、「私小説の神様」と称えられた作家です。本展は、善蔵の没後80年という節目の年にあたり、その生涯と業績を概観しながら改めて善蔵文学の魅力に迫ろうとするものです。

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